スロージギングで釣れたアラに寄生虫?クドア・イワタイ?刺し身、生食はNG?

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先日スロージギングでアラを釣ってきました。

釣果的には2キロ台のアラが2本、ハチメ、キツネメバル、スルメなど。

さっそく本題に入りますが、アラに寄生する寄生虫についてです。

まわりの釣り友達に聞いても、アラには寄生虫はいないよと言うのですが、私が今まで捌いたアラには高確率で寄生虫らしき物体が入っていました。

真ん中のクリーム色?白っぽい米粒のようなものです。センターの左側の身の奥にもいます。

米粒くらいの黄色いものがそれです。

特に2キロから3キロくらいのアラに寄生している確率が高いように思います。1キロ程度の小さいものや、5キロかそれ以上の大型ではあまり見かけません。

アラ以外の白身の魚にも同じような寄生虫を時々見かけるので、調べたところ、おそらく「クドア・イワタイ」ではないかと思われます。

クドア・イワタイの画像検索

クドア・イワタイはマダイやクロダイ、スズキ、ヒラメなどに寄生する粘液胞子虫で、黄色っぽい粒はシスト(胞子が入った袋)と呼ばれるものらしいです。

水産食品の寄生虫検索データベース「クドア・イワタイ」

*米粒のような寄生虫としては、カツオやサバなどに寄生するテンタクラリアの方が有名ですが、吻などはなく生物感がないので、粘液胞子虫系の寄生虫「クドア・イワタイ」ではないかと思いました。

季節性もあるようで夏から秋にかけて多いようなので、季節的にも合致します。

人間には寄生せずあまり害はないと言われていますが、生で食べると食中毒を起こすことがあるようです。(クドア・セプテンプンクタータはまた別)

クドアの食中毒の主な症状は、食後数時間程度で一過性の嘔吐や下痢を起こすとのことですが、いずれも軽症で終わるそうです。でも中には数日苦しい思いをした人も。

自分も以前違う魚で同じような症状で2日ほど苦しみました。あとで半身を見るとクドア・イワタイらしき黄色い粒を見つけました。

粘液胞子虫系の寄生虫なのは確かだと思いますが、これがクドア・イワタイなのか、他の粘液胞子虫のシストなのか、はっきりしたことはわかりません。念の為、アラを含め魚に(特に白身の近海魚に)黄色っぽい米粒のようなものを見かけたら、刺し身などの生食は控えたほうが良さそうです。

こちらの食品の寄生虫というページも参考にさせていただきました。(東京都福祉保健局 食品衛生の窓

ですがアラは最高に美味しい魚のひとつ。これからも大型目指して狙っていきたいと思います!

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